ベトナムの近代史
第二次世界大戦末期の1945年、日本軍がベトナムでクーデターをおこし、フランスの植民地政府を解体し、日本主導のベトナム帝国を築きました。1946年、日本が戦争に負けて降伏すると、またフランスが進駐してきました。その際、ベトナムにとどまっていた旧日本軍兵がベトナムのために参戦しました。後にこの功績を讃えられ8人の元日本兵がベトナム政府から表彰を受けました。
ベトナム戦争の名残を戦争博物館で見学する事ができます。
この第一次インドシナ戦争により、フランス軍を追い出して独立しましたが、その時期に北ベトナムと南ベトナムにわかれました。この北と南が戦争にはり、程なくしてアメリカが南ベトナムを応援するために軍事介入し、1962年から1975年までアメリカと北ベトナムによるベトナム戦争に入っていきます。1975年にアメリカが降参し、戦勝終結し、南北は統一されました。
ベトナムは他国から侵略や略奪を受けた時代が長く続きましたが40年かけて、政府による国家の統一がなされ、経済などの立て直しも進み、現在は若い人達のあふれるような熱気が国の成長を続けています。現在の平均年齢は27.4歳で、平均年齢が44.6歳の日本と比較すると、非常に活気に満ちた国であることがわかります。
(2010年 CIA the World Factbook より)
日本との関係
現在は良好な関係であると言えます。多くの日本企業がベトナムに進出し、ベトナム人の人たちも日本関連の企業で仕事をしています。日本語を学ぶ人達の数も世界で4番目に多い国となっています。
ベトナムにとっても、そして、日本にとってもある意味ライバルである中国対抗するために、お互い協力しあっている部分もあります。政府の経済自由化を進める方針も安定的で、長い協議の後、2007年1月にWTOに加盟しましたことから、今後も一層の経済成長が見込まれます。
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