参加者体験談.2 - 孤児院 & 日本語学校 -
Minakoさん
◆ 参加の動機 ◆
発展途上国に関心があり、近年、急成長を遂げているベトナムを実際に見てみたかったから。また、学生の間にボランティアに参加し、視野を広げ、将来の職業選択の考えにつなげたかったからです。
◆ 印象に残った事 ◆
印象に残ったことは、孤児院の子供たちとの触れ合いです。オリエンテーションのときに孤児院を見て回った時は、少し衝撃を受け不安に思いました。しかし、毎日通ううちに、私たちが行くと子供たちの方から寄ってきてくれて、一緒に走り回ったり、散歩したり、ブランコに乗ったり、楽しく過ごす事が出来ました。昼食をあげるまでの毎日2時間程度の短い触れ合いでしたが、子供達の可愛い笑顔にとても癒されました。また、ベトナム戦争に関わるクチトンネルツアーや戦争証跡博物館に行き、戦争の生々しい写真を見て、その影響があの子供達にも関係していると考えるとなんともいたたまれない気持ちにもなりましたが、過去の歴史を知る良い機会になったと思います。
感動したことは、ベトナムの人々との関わりや料理です。ベトナム語も全然しゃべることはできませんでしたが、ホテルの近くの料理屋さんに何回か行くと顔を覚えてくれて笑顔で接してくれました。また、バスの中でも、おじいさんや女子大学生から話しかけてきてくれて日本に興味を持ってくれたこともとても嬉しい関わりでした。ベトナム料理は、日本人の口に合い、どれも美味しいものばかりでした。よくフォーや春巻きは食べました。また、フルーツの種類もたくさんあり、日本ではなかなか食べられないものもあったので、フルーツ好きの私には嬉しかったです。ドラゴンフルーツ、パパイヤ、チョムチョムがとても美味しかったです。
◆ 大変だったこと ◆
特に大変だと感じたことは、ありませんでした。強いて言うなら、ベトナム語を話すことも理解することもできなかったので、もっと勉強をしてから行けばよかったと思いました。ですが、なんとか生活は出来ました。
また、バイクの量が多くそこを渡るのは、最初は、少し怖かったですが慣れれば大丈夫でした。
◆ 楽しかったこと ◆
ベトナムでのボランティア、人との関わり、料理、観光、買い物など生活の全てが私にとってはとても楽しかったです。笑顔の可愛い子供達、コーディネーターのアンさんをはじめ日本語学校の生徒さん達、バスの中で隣に座ったおじいさんや女子大学生、お店のスタッフ、ツアーで出会った外国人など多くの人との交流が持てたことがとても楽しかったです。また、フォー、春巻き、バイン・ミー、たくさんの種類のフルーツなど美味しいものばかりで、日本では食べられない本場のベトナム料理を食べることも楽しかったです。日本語学校の帰りに生徒さんたちに地元の料理屋さんにも連れて行ってもらい、ローカルフードも楽しめました。自由時間には、中央郵便局、サイゴン大教会、戦争証跡博物館、サイゴンスカイデッキに行ったり、雑貨屋さんで買い物をしたりすることもできました。土日の船に乗って各島を巡ったメコン川ツアーと戦争時の実際のトラップをみたり実際に狭いトンネルを歩いたりしたクチトンネルツアーもとても良い思い出です。最後の土日には日本語学校のみんなと1泊2日でムイネーのビーチに行ったこともとても楽しかったです。電車に乗って3時間かけて行き、チャム塔という遺跡を見に行ったりビーチで騒いだり、朝早く起きて砂丘に行ったり本当に楽しかったです。砂丘や渓流で児童労働という現実を見たのですが、これもホーチミンを離れ少し郊外に出たからこそ見えた現実だと思いました。
◆ 持ち物について ◆
ウェットティシュは、孤児院の後やご飯の時など色々と役にたったので持っていくと便利だと思います。虫除けスプレーもあると良いと思います。私は全然刺されませんでしたが、一緒に行ったこの中にはよく刺されていた子もいたので必要かもしれません。雨季だったので、日本でいう通り雨のように、雨は長くはありませんでしたがよく降っていたので折畳み傘は必ず必要です。また、もしかの時を考えて色々な薬を持っていった方が良いと思います。
◆ 現地での服装について ◆ 私は、虫に刺されたりすることが心配だったので、基本、長ズボン半袖で過ごしていました。しかし、半ズボン半袖で過ごしている仲間がほとんどで半ズボンでも大丈夫です。湿気のある暑さではなかたのですが、毎日とても暑かったです。ツアーなどで1日外にいる時には、サングラスがあると良いと思います。また、日本語学校のみんなと海に行ったので、水着も持っていくと良いと思います。私は持って行かなかったので、服のまま入ってしまいました。
◆ 現地の物価 ◆
ミネラルウォーター 15円程度
フォー 250円程度
バイン・ミー(サンドイッチ) 60円程度
レストランでも500円程度で食事をすることが出来ました。
◆ コミュニケーション手段(言葉の問題など)について ◆
ホテルの近くや孤児院ではほぼベトナム語しか通じませんでした。CECさんに頂いた指さし会話帳をつかっていました。ホーチミン市内では、英語も使えました。レストランのメニューにも英語が書いてありました。ベトナム語がしゃべれなくても指さし会話帳やジェスチャーでなんとかなりました。
◆ ステイ先の情報・感想 ◆
ホテルに滞在していました。部屋の掃除も毎日してもらい、タオルも取り替えてもらい滞在するのに問題はありませんでした。Wi-Fiもつながっていました。6階に泊まっていても食べ物のゴミを少しでも置いておくとすぐにアリが寄ってくるので、すぐにゴミ箱に捨てるなどなるべくテーブルなどにも置いておかない方が良いと思います。
家族経営の小さなホテルでしたがホテルの方たちは親切で、笑顔で接してくれました。
◆ 派遣(ボランティア)先について ◆
孤児院については、朝8時半頃にホテルのロビーに集合し、タクシーに乗って9時頃に孤児院に着くように行きました。孤児院に着いてからは、10時の昼食まで子供達と遊びました。走り回ったり、散歩したり、ベビーカーのようなものに乗っている子の椅子を押しながら歩いたり、ブランコに乗ったりしていました。10時になったら、お昼ご飯の準備をして、介助が必要な子に付いてご飯を食べさせてあげました。その後、子供達はお昼寝になるので私たちは、帰るという流れでした。
日本語学校については、月・水・金は6時頃から 火・木は3時頃から始まるのでその時間に合わせて学校に行きました。生徒さんが解いたテキストの問題の答え合わせをしたり、テキストの文章を一緒に読んだりしました。あとは、日本語で会話をしていました。
◆ やってみたかった事・やり残した事 ◆
もっとベトナム語を勉強してから行って、ベトナム語で交流を図れたら良かったと思いました。毎日、同じ生活の流れになってしまいがちだったので、自由時間を使ってもっと色んな所へ行けば良かったと思いました。
◆ その他 ◆
日本には、便利な物がたくさん溢れていて何不自由なく過ごせるため、幸せだと考えがちですが、幸せとは、やはり、物の豊かさだけでは決められないものだと改めて感じました。単なる観光ではない旅だったので旅行ではみることのできないベトナムの様子を知る事が出来たと思います。このボランティアを通して、自分の興味のあることにチャレンジすることや行動力の大切さを感じました。もっと色々な国を見てみたいと思ったので、今後も是非CECさんのプログラムを利用して、世界各国を旅したいと思います。
大学生活のとても良い思い出のお手伝いをしていただきありがとうございました。
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